物語

【12年間放置されていた古民家が、僕を待っていた|秋田水害を越えて始まる再生DIY】

秋田空き家出会い

2024年10月、

空はどんよりと曇っていました。

そんな日に、

人生をひっくり返すような出会いが訪れたんです。

 

それは、12年間も放置されていた空き家との出会いでした。

 

「いい家、ありませんか?」

 

半分冗談でそう尋ねた僕に、

返ってきたのはまさかの一言。

 

「あるよ」

 

思わず聞き返してしまいました。

すぐに住所を聞き、

その足で見に行きました。

 

玄関に立った瞬間、

体に稲妻が走りました。

「この家、僕を待ってたんだ」

そう感じました。


すぐに電話をかけ、

「この家、僕に譲ってもらえませんか?」

と伝えました。

 

でも――
この家は、傷だらけでした。

 

2年前、秋田を襲ったあの大水害。

ニュースにも取り上げられたあの日の被害を、

この家も受けていました。

 

幸いにも床上までは浸水せず、

床下でとどまったものの、

床はブカブカ。

キッチンから覗くと、

いまだに乾ききっていない床下が見えます。

 

「これはさすがに無理じゃないか…」

 

頭の中に、

修繕費・時間・労力の“見えない山”が

そびえ立ちました。

でも、なぜか心はワクワクしていたんです。

 

もしかすると、
この“最悪な条件”が、

僕にとっての“最高のスタート”に

なるかもしれないって。

 

この家を、

これから僕の手でDIYで再生していきます。

時間はかかるかもしれません。

でも、

誰かが帰ってきたくなる場所を、

この家でつくります。

 

今後は、

民泊やシェアハウスとしても

開いていく予定です。

DIYの進捗や裏話は

このブログで綴っていきますので、

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