気づきの物語

【営業されてると思ったら、人生試されてた】

やる気ゼロの営業で、目が覚めた。

「平和ボケしてんの?それ。」

 

そう言いたくなるような、

反応薄すぎる対応。

 

ライバルがいないって、

逆に怖い。

 

今リノベ中の古民家は

都市ガス物件。

 

せっかく配管が

家まで引き込まれてるし、

どうせ使うなら都市ガスにしたい。

 

秋田の都市ガスは一択。

 

他県は知らないけど、

プロパンと比べれば安いのは明らか。

 

そう思って、

意気揚々と営業所に行ってみた。

 

「今は温水ヒーターがおすすめですね」

 

ほぅ

 

……

 

なんか、

ガスストーブより

体に良さそうな気がする。

 

「むむっ」

 

なぜか意味もなく惹かれてしまった。

 

で、後日、現地調査。

 

給湯器の位置、

ガス栓の配管工事、

ガス栓の更新

 

でも、営業からは

何の連絡もない。

 

期限を過ぎても

見積もりは届かないし、

連絡も来ない。

 

ようやくやりとりが始まっても、

態度はドンヨリ。

 

「……なんなん?」

 

心の声がもれそう。

 

それでも出てきた見積もりは

ウン十万円。

 

高っ。

 

いや、バカ高い。

 

でも背に腹は変えられない。

 

一応、穏便に進めてるけど──

 

正直、

足元見られてる感じが

ハンパない。

 

昔、プロパンで

「なんか高いな…」

って思ったことがあった。

 

3回くらいガス屋に確認しても、

 

「なんででしょうねぇ〜」

って、とぼけられた。

 

後日わかったんだけど、

大家側にお金がかからない

“裏手法”があるらしい。

 

入居者が高額料金を払うことで、

設置費を回収する仕組み。

 

 

 

やられてたわ、完全に。

 

とりあえずコストを

抑えたくて色々調査。

 

DIYでできるとこは

自分でやって、

 

最後のチェックだけ

資格者に頼めばいいんじゃ?

 

って思ったけど…

これは法律的にアウトらしい。

(ちなみにこの話、

TikTokでプチバズりしました笑)

 

現場ではどうか知らないけど、

たぶん、

無資格でやってる人も

いるんだろうな。

 

というわけで、

最終的に外注で進めることに決定。

 

でもね。

 

あの営業の態度──

 

なんか逆撫でされてる

気がしてならない。

 

僕だけ?

気にしすぎ?

 

 

いや、もしかして、

試されてる……?

 

「お前はどう動く?

どう進むかで“人間力”が決まるぞ」

 

もしかして、

そう言いたかったのかも。

 

営業って

そういうものなんだろうか。

 

営業されてると思ってたら、

実は人生を営業されてた。

 

もしかして、お前

営業の神様なん?

 

──ありがとうございます。

 

あなたのおかげで、

小さなことに

やっと気づけました。

 

やっぱり「小さい」は「大きい」ですね。

 

これからも、精進します。

営業の神様